2022年02月7日

中学3年生への授業

        

 

 

 

 

 

 

先週の金曜日、久しぶりに中学3年生に授業をする機会がありました。テーマは「お金」。
ハイパーインフレーションの話や、そもそものお金の起源についての話など、いろんな
話題に事欠かないテーマでした。上の写真は、現在流通している日本の紙幣について、
どんな偽造防止の技術が施されているかを皆で確認しているところです。
普段は気づかなかった紙幣の製造技術に、何度も驚きの声が上がっていました。やはり
授業で生徒たちといっしょに学ぶのは楽しいですね。
新しい紙幣の発行が2024年に予定されています。それぞれの紙幣のデザインを生徒たち
に提示し、その人物が採用された思いをくみ取って説明しました。

 

一万円札(渋沢栄一)・・・・・約500社の企業を起ち上げたといわれる渋沢。時代が大
               きく変わろうとしている今、彼から学ぶことは多いはず。
五千円札(津田梅子)・・・・・日本の女子教育の嚆矢。日本の男女平等は今だ世界から
               の評価は低いままです。これからの日本でもっと女性が
               活躍することが望まれます。
千円札 (北里柴三郎)・・・・日本近代医学の父。ペスト菌を発見した功績で、感染症
               学において大きな軌跡を残した。新型コロナウィルスが
               猛威をふるう近年、彼の功績は再注目されています。

 

中学3年生からみて、新しい紙幣のデザインはなかなか評価が高かったようです。紙幣の
あれこれに話が及んで、デジタル通貨やビットコイン等の話ができなかったのは残念でした。
福力