2023年01月7日
生徒の皆さん、新年明けましておめでとうございます。本日3学期の始業式を迎えました。年末年始は充実した時間を過ごせましたでしょうか。
年末に恒例の流行語大賞の発表がありましたが、選考委員特別賞を受賞したのは「青春って、すごく密なので」という言葉でした。これは、昨年夏の甲子園大会で、優勝校である仙台育英高校の監督さんが言われた言葉です。コロナ禍で、この3年間、学校生活に我慢を強いられた全国の生徒たちに向けられた言葉です。
特別賞を受賞した際に、監督さんは、「終わりがなかなか見えず、苦しいこともあると思いますが、この3年間、多くの学生がしたように、知恵と情熱、工夫をもって現状に立ち向かうことができれば、コロナ禍が終わった世の中で、経験したことや体験したこと、我慢したことが生きて、きっと大きな花が咲く人生が待っていると思います。」と言われました。
さて、大阪青凌の生徒の皆さんは、昨年の学校生活の中で「青春は密」という感覚を持てたでしょうか。幸いなことに、学校行事はほぼ実施できました。振り返ってみますと、5月に3年ぶりに丸善インテックアリーナで開催できた体育祭。競技者・観客ともに一体感を感じることができた一日でした。7月に実施された中学3年生の修学旅行。海外の代替案でしたが、青凌初の屋久島縄文杉へのチャレンジでした。9月の青凌祭。2日目は新校地で初めて、来校者を受け入れ、食品の模擬店も出されました。10月の高校2年生の修学旅行は、3年ぶりに本来の北海道・沖縄・オーストラリア3方面のコースで実施ができました。11月には中学2年生が、奈良県吉野で、入学後初めての宿泊行事を体験しました。その他、クラスでの活動・各学年の探究活動の発表・クラブ活動等も含め、学校生活の中で普段の取り組みを通じて、先生たちは、生徒の皆さんの活躍を目のあたりにし、成長を実感しています。
今年も、皆さんには、少し不便をかけることがあるかもしれませんが、「青春は密である」ことを感じ、中高生の時期に何物にも代えがたい経験をし、成長してくれることを願っています。
3学期は、中学1年生から高校2年生の生徒の皆さんにとっては、1年間の学習の総仕上げの時期であり、また次の学年への準備期間となります。日数的には短いですが、目的意識を持って過ごしてください。
高校3年生のみなさん、年が明け、いよいよ来週末には大学入学共通テストが実施され、引き続き私立大学の一般入試が始まります。最後まで、あきらめずに努力を続けてください。みなさんは決して一人ではありません。みなさんの周りには一緒に受験をする仲間がいます。サポートをしてくれる家族・学校の先生がついています。ぜひ平常心で、いつものルーティーンを崩さず入試を迎えてください。規則正しい生活を心掛け、体調管理にはこれまで以上に気を配ってください。
以上で、3学期始業式にあたっての私の話を終わります。ありがとうございました。