受験生とゲストのみなさまへ

2017年10月31日

韓国の若者たちの現状

東京オリンピックまであと約1,000日。そして平昌オリンピックまではあと約100日。
ジャーナリストの池上彰さんが、オリンピック前の韓国を取材した記事が、今日の
朝日新聞(10.31朝刊20面)に出ていました。
その記事「生きづらい 悩む韓国の若者」によると、若者たちの就職難が続き、最近
はさらに
これが悪化の方向にあるといいます。
25歳から29歳の失業率は、9.4%。日本に比べるとかなり高い数字です。また大企業
に就職できても、「社内での熾烈な競争は続き、いつ落後するかわからないという危
機感にさいなまれる」(池上氏)状況のようです。
その結果、公務員試験希望者(韓国では「考試」と呼ばれる)が激増し、記事による
と、8月に締め切られた下半期の募集では、429人の募集に対して、10万6186人が応
募、競争率はなんと248倍になったそうです。
この試験を突破するために、ソウル市内の一角には、公務員試験対策の就職予備校が
立ち並び、中には大学を休学して試験勉強に専念する若者もいます。1日に何時間勉強
していますかという池上さんの質問に、警察官を目指す22歳の女性は、朝7時から夜10
時(休憩の1時間を除くと、約14時間)まで勉強している、と答えています。
日本でも若年層の非正規雇用が広がっていますが、韓国の現状はかなり深刻なようです。

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