2017年12月26日
昨今、ネット上には他人を攻撃する容赦ない過激な言葉が氾濫しています。そのような
状況は日本だけではなく、先進国で共通しているようです。例えば米国では、teenager
によって以下のような文章が投稿されています。
Girl, kill yourself.(死ね)
Why are you still alive?(なんでまだ生きてるの?)
You are so ugly.(あなたってほんと醜い)
2学期終業式で、トリーシャ・プラブという米国の少女を紹介しました。彼女は上のよ
うな言葉を使ってなされるネット上でのいじめ(Cyberbulling)を苦に自殺した若者の
ニュースに心をいため、この問題を解決するためのアプリケーションを開発しようと試
みたのです。
そのアプリがRethink Before You Type。このアプリはとてもシンプルで、過激な言葉で
SNSに投稿しようとしたときに、「本当に投稿しますか?」という文章が提示されると
いうもの。しかしそのシンプルなアプリで実際にteenagerを対象に実験したところ、93
%の人が投稿を止めたといいます。
トリーシャ自身が14歳で、teenagerの気持ちと行動のアンバランスさをよく理解してい
たのが、このアプリのポイントかも知れません。
彼女自ら、TEDにてそのアプリについて語っています。興味のある方は、以下のURLを
コピー&ペーストしてご覧ください。
※http://www.ted-ja.com/2016/10/shu-kiip-muqian-nimouyi-du-kao-ete.html
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