受験生とゲストのみなさまへ

2018年03月5日

英語4技能をめぐる迷走①

 

先月25日から多くの国公立大学で2次試験が始まっています。本校も多くの生徒がこ
の試験に臨み、結果を待っているところです。

一方、2020年から始まる大学入学共通テストで導入される予定の英語の民間試験を
めぐって、迷走が続いています。
上記の新聞記事は先月21日(水)の朝日新聞(朝刊)の記事ですが、小さい扱いの割
に、書いてある内容は結構重要なので、ここにとりあげました。
記事の内容は、国立大学協会が、導入される英語の外部試験の配点を1割弱に抑える
ガイドラインをまとめたというものです。要するに、国大協は、英語の民間試験導入
に反対とは言わないまでも、その試験の影響をできる限り少なくしたいということで
しょう。
ガイドラインに強制力はないようですが、この案は国立大学は言うまでもないですが、
少なからず私立大学にも影響を与えることが予想されます。
4技能を測定する民間試験導入を推進する人々は、1割どころか、これまでの英語の試験
自体を民間試験に置き換えようと主張していますが、国大協がこれほどまでに民間試験
の影響を抑えようとしているのはなぜなのでしょうか。
次回、その点について考えてみたいと思います。
福力