2020年05月30日
新型コロナウィルス感染症が世界中に広がる中、医療現場の最前線で文字通り命がけで
仕事に従事しておられる医療関係者を、エッセンシャルワーカーあるいはキーワーカー
と呼ぶことが世界的に広がっています。従来から、人の生き死にに関わる大事な仕事で
あることは皆、認識していたと思うのですが、今回の事態は、あらためてこの仕事の本
質的な意味を浮き彫りにしているのだと思います。
上記の本、『勿忘草の咲く町で』は、今回のウィルス感染症とは直接関係ないのですが、
日本の地方を舞台にして、今の医療現場で仕事をする医療関係者がいかに過酷な状況にお
かれているかを私たちに教えてくれます。と言っても堅いばかりの内容ではなく、看護師
と新米医師のロマンスをからめて、静かな感動を呼ぶ小説になっています。
明後日はもう6月。学校の休校期間はかつてないほど長くなっています。学校再開がよう
やく見通せるようになってきましたが、医療関係者の働きにあらためて感謝しつつ、私たち
は感染への警戒を怠ることのないようにしたいと思います。
福力