2022年05月9日
ぜひ見たいと思っていた映画を4月末に劇場で見る機会を得ました。
「Coda(コーダ)あいのうた」、今年度のアカデミー賞作品賞を受賞した作品です。原題のCodaとは、“Child of Deaf Adults”の略語です。
家族の中で、ひとりだけ耳が聞こえる女子高校生の主人公が、両親と兄の“通訳”の係として、家業の漁業の手伝いに日々追われています。そんな中で、彼女は入部した合唱部の顧問の先生から才能を認められ、このまま家族を支え続けるか、自分の夢に向かって、家族から離れ、音楽大学へ進学し歌を続けるか、選択に迫られ葛藤します。
主人公以外の家族全員が実際に耳の聞こえない俳優が演じており、自然な演技で家族の絆が丁寧に描かれています。
“人生に迷っても、愛する家族がいるから前に進んでいける” 心が晴れないときに何度でも見たくなるような映画でした。