2019年12月13日
先週の読解力急落の記事。かつてPISAショックと言われた2006年の結果と同じ
順位まで読解力の順位が下がったという内容でした。
しかもこのデータを新聞や小説、伝記などを読む生徒とそうでない生徒に分けて
クロス集計してみると、すべてのクロスで「読む生徒」がそうでない生徒の得点
を上回っていました。PISAの問題も同時に掲載されていましたが、文章を普通に
読めば、簡単に回答できる問題でした。回答が記述形式になると、白紙の回答も
多いようです。
読売新聞の記事によると、大学でまともな文章が書けない、「接続詞」が使えな
い学生が目立ってきているとのこと。原稿用紙2枚分、計800字の作文を、すべ
て「、」でつなげて1文で書いてきた生徒や、なんと接続詞の代わりに「→」を
使う学生の例が取りあげられていました。
大学入試改革が「英語民間試験導入延期」、そして今「記述式問題」も延期され
ようとしている流れと逆の現状が浮き彫りになっている気がします。
福力