2019年07月13日
今日の朝日新聞(2019.7.13 9面)で感動的なスピーチの記事を読みました。内容を要約す
ると以下の通り。
イスラエルに住む92歳のマリー・ナハミアスさん。かつて第4次中東戦争で重傷を負った
4男を失いかけます。その時、もし息子が助かったら人々のために何でもします、と神に祈
ったそうです。そしてその祈りが通じたのか、4男は助かります。以来、マリーさんは、病
院に置き去りにされた障がい児や、病気の子どもたちを里親として育てます。その数、実に
52人。その中には、敵対するアラブ人の赤ん坊もいたといいます。
これらの功績から、イスラエルの独立記念日に、国に貢献した12名の1名として、式典でス
ピーチをすることになったのです。
記事によると、マリーさんは式典主催者が用意した原稿を読むのを断り、以下のような感
動的なスピーチをしたそうです。
「ユダヤ人、アラブ人、キリスト教徒、ドルーズ派。私たちは1つになるのです。神よ、
平和をもたらして」
このスピーチには、タカ派で有名なネタニヤフ首相も立って拍手をしたそうです。
マリーさんの祈りが今度も神に届くことを願わずにはいられません。
福力