校長ブログ

2020年07月25日

東北・北海道①

オーストラリア方面への修学旅行が、コロナウィルス感染の影響でやむなく変更とな
り、新たに設定された東北~北海道の修学旅行のルートを下見してきました。
2泊3日で仙台空港から新千歳空港まで、ほぼ全行程車で移動するというハードスケ
ジュール。まっすぐ移動しても約800kmの距離ですが、途中、さまざまな所へ寄りな
がらだったので、おそらく3日で900kmは移動したのでは、と思います。

修学旅行の中身はひとまず置くとして、この下見で得た東北・北海道の印象をいくつ
か報告したいと思います。
まず一つ目の強烈な印象は、「観光地に人がいない」ということです。日本三景で有
名な松島でも、人影はまばら。十和田湖遊覧船は、乗客がわずか5人。函館で有名な
朝市は、観光客よりもお店の人の数が圧倒的な差で上回り、北海道新幹線は、1車両
の乗客が3人(つまり我々だけ)という感じでした。コロナウィルス感染が日本の観
光地に与えた影響が甚大であることを実感させられました。
今週から政府の「Go toトラベル」キャンペーンが始まり、その状況はやや改善された
のではと思いますが、地方の観光地はどこも、この東北・北海道のような状況である
ことは想像に難くありません。

一方、岩手県での宿泊には、とても気を使いました。コロナウィルス感染が日本で広
まって約半年ほども経つというなか、今だ、この県は1人の感染者も出していないか
らです。マスク着用はもちろん、手洗いもいつも以上に念入りに励行しました。
ホテルの人と話しをすると、感染者を出してはいけないという、ものすごいプレッシ
ャーを感じておられるようでした。
ご子息が関東方面に進学、就職しておられるご家庭では、子どもたちに「岩手に帰っ
てくるな。」と言明されておられるとか。今だ感染者0の県は、大阪とはまた違った
意味で大変なのだなと感じさせられました。
福力
※この項、次回に続きます。