校長ブログ

2019年07月12日

空母いぶき

 

 

 

 

 

 

 

かわぐちかいじさんの漫画「空母いぶき」を読みました。最近、映画化もされ、そこでは
日本の離島が仮想国の東亜連邦に占領されるという設定がされていたようです。しかし原
作の漫画では、ずばり中国軍が与那国島(先島諸島)のレーダー基地を破壊し同島を占領。
その奪還のため、首相が自衛隊初の防衛出動を発令し、空母いぶきがその奪還に向かうと
いうストーリーになっています。

この漫画を読んで、あらためて驚かされたのは、現代の戦争のありようとその怖さです。
戦闘機のパイロットも、空母を指揮する司令官も、敵の姿を実際に見ることはありません。
敵はレーダーのディスプレイ上にのみ存在が確認されるだけなのです。偶発的な戦闘がおこ
り得るということをリアルに感じさせられました。それゆえに、日頃の外交によって、常に
相手とコミュニケーションをとることが重要なのだと思います。
安倍首相も麻生財務相から薦められてこの漫画を読んだという記事が、読売新聞に掲載され
ていました。(読売新聞オンライン2019.6.15)
※1巻~12巻を図書室に寄贈しています。
福力